外来データ提出実績のある医療機関に認定されました~医療の質向上に向けた新しい取り組み~
このたび、すぎもと内科・糖尿病内科クリニックは、厚生労働省より
外来データ提出の実績が認められた保険医療機関として正式に認定され、必要な届出を完了いたしました(令和8年3月17日付け)。

■ 外来データ提出加算とは何か?
外来データ提出加算とは、
診療情報(病名・検査・治療内容など)を匿名化した上で国に提出し、
✔ 医療の質の評価
✔ 診療の実態把握
✔ 医療政策の改善
に活用する制度です。
これは単なる「加算」ではなく、医療の質を社会全体で高めるための基盤です。
■ 外来データ提出加算の普及状況について
厚生労働省の資料によると、
2025年6月時点で外来データ提出加算を届け出ている医療機関は
👉 1,522施設
(対象医療機関 42,430施設中)
にとどまり、
👉 約3%という極めて低い普及率となっています(中医協資料)。
■ 全国比較
- 全国:3%
- 福島:約1%
👉 地方ではさらに普及が遅れている
■ この数字が意味するもの
外来データ提出加算は、
✔ 高度なデータ管理体制
✔ 診療情報の標準化
✔ 継続的なデータ提出能力
を満たした医療機関のみが参画できる制度です。
そのため、
👉 全国でも約3%、地域ではさらに限られた医療機関のみ
という状況は、
この取り組み自体が“医療DXの先進領域”であることを示しています。
■ 日本が遅れている「Learning Health System」とは
現在、欧米を中心に進んでいる重要な考え方に
Learning Health System(学習する医療システム)があります。
これは、
日々の診療データを蓄積 → 分析 → 現場へ還元 → 医療が進化する
というサイクルを回し続ける仕組みです。
<従来の医療>
・経験やガイドライン中心
・データは蓄積されても活用されにくい
<Learning Health System>
・リアルワールドデータを活用
・医療が“自ら学び進化”する
■ 医療DXの本質は「データを使って進化すること」
「医療DX」という言葉が広がっていますが、
本質は単なる電子化ではありません。
👉 本当のDXとは
“データを使って医療の質を継続的に改善すること”
外来データ提出加算は、まさにその中核にある制度です。
■ 当クリニックの取り組みの意義
今回の認定は、単なる制度対応ではなく、
✔ 診療データの適切な管理体制
✔ 疾患分類・抽出が可能なシステム
✔ 継続的なデータ提出能力
を満たした医療機関として認められたことを意味します。
さらに当クリニックは、厚生労働省の通知に基づき
外来データ提出加算の算定が可能な医療機関として位置付けられています。
■ 皆さまにとってのメリット
この取り組みは、皆さまにも大きな価値があります。
✔ より質の高い医療の提供
✔ 全国レベルのデータに基づく診療
✔ 医療の透明性向上
✔ 将来の医療改善への貢献
つまり、
「一人ひとりの診療が、未来の医療を良くする」仕組みです。
■ 当クリニックの今後の方針
すぎもと内科・糖尿病内科クリニックでは、
✔ 医療DXの推進
✔ データに基づく質の高い医療
✔ 地域医療への還元
を重視し、
“医療が自ら学び、進化していく仕組み”の実装に
積極的に取り組んでまいります。
■ 最後に
これからの医療は、
「経験」だけでなく「データ」から学ぶ時代です。
当クリニックはその最前線として、
地域に根ざしながらも未来志向の医療を提供してまいります。
(文責:すぎもと内科・糖尿病内科クリニック杉本一博)