コラム
肥満診療の基本「5つのA(Five A’s)」とは?
肥満を“責める”のではなく、“支える”ための会話フレームワークです。
① Ask(尋ねる)
👉「体重について丁寧に質問する」
まずは配慮をもって体重について確認することが出発点
② Assess(評価する)
👉 BMI・腹囲・身長比・併存疾患・生活背景
医学的リスク+生活(食事・睡眠・身体活動など)・社会的要因まで含めて全体像を把握
③ Advise(助言する)
👉「5%の減量でも血圧や血糖が改善します」
“完璧”ではなく“少しの変化でも価値がある”と伝える
「全部かゼロか」思考からの脱却
例:毎日1時間運動しないと意味がない→意図的に10分体を動かす
例:間食スナック/せんべい4枚 → 2枚 → 1枚へ減らす/木の実(アーモンド/クルミなど)を増やす
④ Agree(合意する)
👉「まずは1日10分から始めましょう」
“受診者主体”で現実的で達成可能な目標を一緒に設定
⑤ Assist(支援する)
👉 食事・運動・薬物療法・専門職連携
👉 フォローアップまで含めて伴走する
🧠 一番大切なメッセージ
同じことの繰り返し→小さな変化が、人生を変える大きな力を持ちます。
(文責:すぎもと内科・糖尿病内科クリニック杉本一博)